米職業ランキング1位は数学者、最下位は? 2014年版
WSJ 2014/04/16

(略)

米求人情報サイトのキャリアキャスト・ドットコムが発表した2014年版「ベスト・ジョブ」ランキングでは、最も良い職業は数学者だった。同サイトのトニー・リー氏は「数学のスキルがあれば就職の機会は大きく広がる」と述べる。

数学的技能を要する職業は軒並み上位にランクインした。統計学者は3位、保険数理士(アクチュアリー)は4位、コンピューターシステムのアナリストは8位だった。

キャリアキャストによると、数学者の年間中位所得は10万1360ドル(約1030万円)。しかも、この分野は向こう8年間で23%拡大する見通しだ。保険数理士やソフトウエア技術者も高収入で、いずれも約9万3000ドルの中位所得を期待できる。

キャリアキャストは4つの項目を設定した上で、項目ごとに200種類の職業を採点した。4項目とは、競争の激しさなどの環境、下位・中位・上位の役職ごとの所得水準、所得や就業者数の伸びの見通し、出張や締め切りといったストレス要因だ。

今年も下位には、インクの染みにまみれた新聞記者やおのを振るう木材伐採者が並んだ。ランキングによると、彼らはいずれも新技術の登場によって市場から締め出されている。所得額は木材伐採者の方が少なく、中位所得はわずか2万4340ドルだ。

あまりに見通しが暗いために今年のリストから除外された職業もある。れんが職人、タイピスト、定置機関運転技師、自動車組立工などだ。

2014年のベストジョブとワーストジョブは以下の通り。

<ベスト職業と中位所得>
1. 数学者、10万1360ドル
2. 大学教授(終身在職権付き)、6万8970ドル
3. 統計学者、7万5560ドル
4. 保険数理士、9万3680ドル
5. 聴覚訓練士、6万9720ドル
6. 歯科衛生士、7万0210ドル
7. ソフトウエア技術者、9万3350ドル
8. コンピューターシステム・アナリスト、7万9680ドル
9. 作業療法士、7万5400ドル
10. 言語聴覚士、6万9870ドル

<ワースト職業と中位所得>
200. 木材伐採者、2万4340ドル
199. 新聞記者、3万7090ドル
198. 下士官兵、2万8840ドル
197. タクシー運転手、2万2820ドル
196. アナウンサー、5万5380ドル
195. コック長、4万2480ドル
194. 客室乗務員、3万7240ドル
193. ゴミ収集人、2万2970ドル
192. 消防士、4万5250ドル
191. 刑務官、3万8970ドル

http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304126604579504901060510912.htm
Jobs Rated 2014: Ranking 200 Jobs From Best To Worst
http://www.careercast.com/jobs-rated/jobs-rated-2014-ranking-200-jobs-best-worst
国が違えば、職業の人気も違うようです。
文系理系と分けて考えるのは日本独自との話ですけれども、文型にも計算が理系にも文才が無いと出世は難しい世の中です。