ヒートアップする中国と香港の「立ち小便」紛争―中国人は88%が容
ウォールストリートジャーナル日本語版 2014/04/25
中国で子どもが道ばたで自由に立ち小便する理由は簡単―誰も気にしないからだ。
中国のポータルサイト「新浪網」が実施した調査によると、状況に応じて子どもが道路で用を足すのを理解できると答えた割合が約64%に達した。また、まったく気にしないとの回答が24%、反対と答えたのは11%にとどまった。集計時点で12万8000人が回答した。
新浪網が立ち小便について調査した理由はなんだろう。
中国でトップニュースの見出しを検索すればヒントが得られる。ここ数日間、ほぼすべての中国本土のポータルサイトでは、香港を訪れた本土の旅行者が路上で子どもに放尿させてトラブルになったニュースがトップをにぎわせている。
警察によると、4月15日に起こった騒ぎの発端は、香港の繁華街、旺角で中国本土から来た夫婦が2才の男児におしっこさせたこと。これに憤慨した王さん(29)は現場の写真を撮りはじめ、これに激高した男児の父親が王さんの携帯電話を取り上げた。通行人が王さんを助けようとしたとき、今度は母親が仲裁した男性の手をひっかくという行動に出た。
香港の警察によると、夫婦は2人とも窃盗と暴行の現行犯で逮捕された。母親の裁判は来月に開かれる。
(略)
共産党の国際版機関紙、環球時報は23日、この騒動に割って入り、複数の大学教授の言葉を引用して香港市民は非常に神経質だと非難している。
これより先、香港の翠華のレストランでは、本土から来た家族が息子にプラスチックボトルの中におしっこさせたという事件が発生。さらに、香港のきれいな地下鉄で用を足させるなど、「事件」が多数起こっている。
香港での粉ミルクの買い占め、香港の病院での出産、香港に押し寄せる本土旅行客の大群など、本土と香港との関係悪化を招きかねない問題は他にも多い。ちなみに、香港を訪れた本土の旅行者は2013年に約4100万人に達した。
(略)
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304334104579523211218483286.html
文化の違いと言ってはそれまでですが、他人が用を足す姿を路上で見かけるのは嫌ですね。
田舎なら土壌の細菌が分解して浄化されますが、コンクリートの上だと水分が蒸発するだけで臭いが残りますので夏場は地獄に・・・。