豪、コアラ700匹安楽死 生息域に過剰状態、一部で飢餓の恐れ
2015/03/04 産経新聞
オーストラリア南東部ビクトリア州で2013〜14年、野生のコアラが生息域に対して過剰となり、一部が飢餓状態に陥ったため、数を減らす目的で約700匹がひそかに安楽死させられていたことが4日、分かった。メディアが一斉に報じた。
コアラは入植者が毛皮のために捕獲し、20世紀初頭までに数が激減。特定のユーカリの葉しか食べず、開発で生息地が狭まっている。保護団体によると、全国で推定10万匹を切り、絶滅の可能性も指摘される。ただ一部地区では数が増えすぎ、調整が必要との指摘もある。
州当局者は「複雑で難しいが、人道的かつ効果的に解決しなければならない」と述べ、新たな保護、管理を検討したいとしている。
同州西部の海沿いの地域では約8千匹が密集し、1ヘクタール当たり1匹以下が適切とされる水準を大きく上回る11匹に増加。保護担当者が注射などにより安楽死させたという。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/150304/wor1503040023-n1.html
食べるためにクジラやイルカを殺すのはNGで、間引くためにカンガルーやコアラを殺すのはOKなお話です。