自動車大手スズキのインド子会社「マルチ・スズキ」のマネサール工場で暴動が起きた問題で、同社の中西真三社長は21日、ニューデリーで記者団に対し、「従業員に危険が及ばないと確認できるまで操業はできない」と述べ、操業を当面停止する方針を明らかにした。

 中西社長は「(暴動は)労使問題ではなく刑事事件だ」と強調し、地元警察による捜査状況を注視する姿勢を示した。

 同工場では、火災が発生した事務棟の復旧が困難で、事件の直後から操業を停止している。

7月21日 読売新聞