米国の一部の教会に伝統として受け継がれているヘビ使いの儀式をテレビ番組で披露して有名になったケンタッキー州の牧師が、ヘビに噛まれて死亡した。
同州ミドルバロ郡の警察によると、ジェイミー・クーツ牧師は15日夕、ヘビに噛まれ、治療を拒んで死亡した。信者によると、クーツ牧師は聖書の1節を根拠として、神に選ばれた者は、たとえ毒ヘビに噛まれたとしても害はないと信じていたという。祖父の代から受け継いだヘビ使いの伝統を息子にも伝え、教会を継がせたい意向だった。
ナショナルジオグラフィックのテレビ番組では、マムシやガラガラヘビなどあらゆる種類の毒ヘビ使い術を披露。ヘビ使いは教会の神聖な儀式であり、「自分の揺るぎない信仰を示す手段として、危険を冒す価値があると考えていた」(ナショナルジオグラフィック広報)という。
同番組では、クーツ牧師がテキサス州で息子や信者と共に、岩の下に隠れているヘビをつかまえる様子も紹介していた。
クーツ牧師は2013年にテネシー州に毒ヘビを持ち込んだ罪に問われて執行猶予1年の判決を言い渡され、08年には自宅でヘビ74匹を飼っていたとして逮捕されたこともある。
テネシー州は2年間で5人が教会でヘビに噛まれて死亡したことを受け、1947年にヘビ使いの儀式を禁止していた。
ヘビ使いの牧師、ヘビに噛まれ死亡 米ケンタッキー州
CNN 2014.02.17
http://www.cnn.co.jp/usa/35043955.html
信仰の為に死ねるっていうのは敬意を表するけど、毒蛇に噛まれて死ぬのはちょっと・・・