国連科学委「福島 被ばくのがん増加予想されず」
MHK 2014/4/3

放射線が人体に与える影響を分析している国連の科学委員会は、東京電力福島第一原子力発電所の事故に関する報告書をまとめ、被ばくによるがんの増加は予想されないと結論づけました。

放射線の影響に関する国連の科学委員会は2日、世界の80人を超える専門家が福島第一原発の事故による被ばくの状況やその影響を分析した結果をまとめた報告書を発表しました。

それによりますと、これまでのところ事故による被ばくの影響で死亡したり、深刻な病気になったりした事案は報告されていないとしています。
そのうえで、今後のがんの発生率に明確な変化があらわれ、被ばくによるがんが増加することは予想されないと結論づけています。
ただ放射性物質の影響を受けやすいとされる子どもたちについては、甲状腺がんのリスクが増加する可能性が理論的にはあり得るとして、その危険性は高くないものの今後の状況を見守る必要があるとしています。
また、福島第一原発の作業員についても、被ばくに関する調査の開始が大幅に遅れたために事故の初期段階での被ばく量が不明確だともしており、日本側に適切な対応を求めています。


高濃度の汚染地域以外は特に問題がないという国連の発表です。
反原発活動家の方々は「政府発表は信用できない!」から「国連も信用できない!」に変わるだけと予想されます。