観光客に人気のスペイン・マジョルカ島で、水着姿で街に出ることを禁じる法案が中心都市パルマの市議会に提案されている。同島では水着姿で街を歩き回ったり買い物したりする観光客に対し、住民から苦情が出ていた。
禁止規定は、反社会的振る舞いの規制を目的とした市民条例の「エチケット」の条項で定められ、遊泳場所を除く公の場で裸になったり、「上の服を欠く」姿になったりすることを禁じる内容。ただしビーチに面した道路や遊歩道は例外となる。報道によれば、法案は間もなく成立する見通し。
市当局者は、観光客がビーチで水着姿になるのは結構だが、「セミヌード」で街を歩き回られるのは困るという考えだ。パルマ市の副市長も記者会見で「高級リゾート地でこんなことが許される所はないはずだ」と語っていた。
同条例では具体的な罰則は定めていないものの、英デーリーメール紙は、知らずに訪れた観光客が800ドル(約8万円)以上の罰金を取られるかもしれないと伝えた。一部メディアでは「ビキニ禁止令」とも呼ばれている。
(以下略)
「ビキニ禁止」令、スペイン・マジョルカ島
CNN 2014.05.01
http://www.cnn.co.jp/world/35047335.html