総務省が“変な人”公募 「奇想天外でアンビシャスな技術課題に挑戦する人」に300万
ITmedia 2014/05/23

ICTに関する“大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスな技術課題に挑戦する人”を支援する「独創的な人向け特別枠(仮称)」プログラムを総務省が開始。まずは委託先の企業・民間団体を公募している。

 総務省は5月22日、“ICT分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すため”、情報通信に関わる課題に挑戦する個人を支援する「独創的な人向け特別枠(仮称)」プログラムを開始した。まずは同プログラムを進めていく制度・仕組み作りに関わる委託先企業、民間団体を公募。6月以降に支援対象者を募る。

 採択件数は10件程度を想定し、300万円を上限に研究費を支給する。ゴールへの道筋を明確にする価値ある「失敗」を奨励する――とし、期待された成果が出なかった場合でも方向性が明確になった場合は高評価とする絶対評価を採用するという。

 個人の募集は6月以降としており、義務教育修了済みであれば応募可能。“大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスな技術課題に挑戦する人”を求めるとうたっている。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1405/23/news099.html



1 公募期間
 平成26年5月22日(木)〜6月10日(火)17時必着
2 業務内容
 本業務の内容は、別添2「独創的な人向け特別枠(仮称)」業務実施機関公募要領及び別添3「独創的な人向け特別枠(仮称)」業務実施機関業務実施要領をご参照く ださい。
3 公募を行う業務実施機関の実施予定額
 業務実施計画は研究開発公募時期・研究開発開始から終了までの1年間を含む1年2ヶ月程度に対するものです。契約は年度ごとであり、平成27年度の契約は当該年度の予算成立を前提とします。そのうち、本業務の平成26年度の予算額は80百万円 (消費税及び地方消費税額を含む)を超えない範囲で総務省が相当と認める金額として決定されます。
4 応募資格
次の(1)〜(7)までの全ての条件を満たすことのできる法人(企業、民間団体等)とします。
(1) 日本国において登記された法人であること。
(2) 本業務を遂行するために必要な組織、人員等を有していること。
(3) 本業務を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ、資金等について十分な管理能力を有していること。
(4) 国が本プログラムを推進する上で必要とする措置を、迅速かつ効率的に遂行できる体制を構築できること。
(5) 本業務と各研究開発課題の間における人員、事務、情報等の分界が明確であり、中立的な立場で「2 業務内容」に記載の業務を実施できる体制を確立していること。
(6) 以下の暴力団排除対象者に該当しない者であること。
 ア 契約の相手方として不適当な者
  (ア)法人等(個人、法人又は団体をいう。)の役員等(個人である場合はその者、法人である場合は役員又は支店若しくは営業所(常時契約を締結する事務所をいう。)の代表者、団体である場合は代表者、理事等、その他経営に実質的に関与している者をいう。)が、暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第2号に規定する暴力団をいう。以下同じ。)又は暴力団員(同法第2条第6号に規定する暴力団員をいう。以下同じ。)であるとき。
  (イ)役員等が、自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的、又は第三者に損害を加える目的をもって、暴力団又は暴力団員を利用するなどしているとき。
  (ウ)役員等が、暴力団又は暴力団員に対して、資金等を供給し、又は便宜を供与するなど直接的あるいは積極的に暴力団の維持、運営に協力し、若しくは関与しているとき。
  (エ)役員等が、暴力団又は暴力団員であることを知りながらこれを不当に利用するなどしているとき。
  (オ)役員等が、暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有しているとき。
 イ 契約の相手方として不適当な行為をする者
  (ア)暴力的な要求行為を行う者
  (イ)法的な責任を超えた不当な要求行為を行う者
  (ウ)取引に関して脅迫的な言動をし、又は暴力を用いる行為を行う者
  (エ)偽計又は威力を用いて契約担当官等の業務を妨害する行為を行う者
  (オ)その他前各号に準ずる行為を行う者
(7) 上記暴力団排除対象者であることを知りながら契約等の相手方としないこと。

(略)

平成26年度「独創的な人向け特別枠(仮称)」に係る業務実施機関の公募
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000075.html
独創的な人向け特別枠(仮称)事業概要
http://www.soumu.go.jp/main_content/000292528.pdf
新しいITビジネスの芽を支援しようという考えのようですが、プロジェクト名から割りと投げやりな感じがしますね。