老化した皮膚細胞で体内時計に乱れ−ロート製薬、細胞修復停滞を確認
日刊工業新聞 2014/05/27
ロート製薬は体内時計をつかさどる時計遺伝子の研究の一環で、老化した皮膚細胞でサーカディアンリズム(約24時間周期の自律リズム)が乱れることを解明した。老化した皮膚では昼に発現する時計遺伝子が減少せず、夜に行われる細胞の修復などが進まないことを確認。同時に時計遺伝子発現を抑える天然素材を探索しカンゾウ葉エキスが効果的と発見した。
サーカディアンリズムは動物・植物・菌類など大半の生物が持つ地球の自転に合わせた自律リズムで、細胞レベルでも確認されている。健康な皮膚細胞では夜の状態になると主成分の1型コラーゲンを多く産生して再生・修復を行う。
老化した細胞では夜の状態にならず1型コラーゲン産生が少ないが、カンゾウ葉エキスを添加すると昼の時計遺伝子発現を抑えて1型コラーゲンの産生を促進する。
同社は研究結果を生かし、今後カンゾウ葉エキスを活用した製品開発を進める方針。
(以降はリンク先から電子有料版へ)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020140527ccaj.html
肌細胞の老化モデルで、サーカディアンリズムが乱れることを解明
ロート製薬 2014/05/22
ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)は、「再生美容」や「機能性素材の探索」をテーマに掲げる研究拠点「ロートリサーチビレッジ京都」で肌のサーカディアンリズムについて、体内時計®をつかさどる「時計遺伝子」に着目して研究を行い、肌細胞の老化モデルではサーカディアンリズムが乱れていることを確認しました。また、リズムの乱れを遺伝子レベルで補正し、かつ肌のコラーゲン産生を促進する素材として「カンゾウ葉エキス」を発見しました。夜の肌細胞レベルでのリズムの乱れは、エイジングに伴う肌機能低下のメカニズムの一つと考えられます。本研究結果は今後、アンチエイジング製品開発に応用していきます。
(詳細はリンク先へ)
http://www.rohto.co.jp/comp/news/?n=r140522_2
妙齢の女性の救世主となるのでしょうか?
最近は遺伝子研究で再生医療が大きく進歩してきていますが、老化のメカニズムが解明されると人間の寿命が一気に伸びそうですね。
寿命が伸びても体が動かなければ意味が無いので、これからの研究に期待しましょう。