子どもの病名、「障害」の多くを「症」に変更
読売新聞2014/05/28
読み書きが困難な子どもの「学習障害」は「学習症」に――。日本精神神経学会は28日、精神疾患の病名を変更すると発表した。分かりやすい言葉を使うとともに、患者の不快感を減らすのが狙い。
米国精神医学会が作る精神疾患の診断基準「DSM」が昨年5月に改定されたのを機に、関連学会で病名や用語の和訳を検討してきた。
「障害」が付く子どもの病名の多くを「症」に変えた。親子がショックを受けたり、症状が改善しないと思われたりすることに配慮した。
対人関係などに問題が生じるアスペルガー障害や、自閉性障害は、「自閉スペクトラム症」に統一。衝動的に行動しがちな「注意欠如・多動性障害」は「注意欠如・多動症」にする。
大人に多い病気で、障害を症に変更した病名もある。動悸どうきや身震いなどの発作を繰り返す「パニック障害」は「パニック症」に。体の性と自ら感じる性が一致しない「性同一性障害」は、より分かりやすい「性別違和」に変える。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140528-OYT1T50126.html
DSM‒5 病名・用語翻訳ガイドライン
https://www.jspn.or.jp/activity/opinion/dsm-5/files/dsm-5_guideline.pdf
公益社団法人 日本精神神経学会 -The Japanese Society of Psychiatry and Neurology-
https://www.jspn.or.jp/
言葉を変えても何の解決にもならないと思いますが、「【害】の字がけしからん!」と騒ぐ団体の圧力の結果ですかね。