男の妊活「精子も35才を境に老化するので急ぐべき」と専門医師
NEWSポストセブン 2015/02/28
妊活休業を経て、妊娠6か月であることを公表した森三中の大島美幸(35才)。と同時に、夫で放送作家の鈴木おさむ氏(42才)もブログで自身の“妊活”を公表。大島は過去に2度の流産、子宮筋腫の手術を経験したが、自身も精子の運動率が悪く、早めにと勧められた人工授精での妊娠であることなどを赤裸々に明かし、賛否両論を呼んだ。
不妊の原因が女性だけでなく男性にもあることは昨今、少しずつ知られてきたが、実際に不妊治療に臨む男性はまだまだ少ないのが現状だ。
「不妊治療は、男女同時に始めたほうがいい。それもなるべく早く始めることです」
30年にわたり最前線で男性不妊患者の臨床にあたってきた男性不妊のスペシャリストである、獨協医科大学越谷病院・泌尿器科主任教授の岡田弘氏はそう語る。卵子老化がNHKスペシャルで取り上げられ、女性たちに衝撃を与えたのは2012年のこと。以来、卵子老化はしきりにメディアで取り上げられているが、実は精子も、「妊娠させる能力」という意味では老化すると岡田氏はいう。
「男性は射精できる限り子供が作れるという認識は大きな間違いです。男性も、35〜40才を分岐点に子供ができにくくなるというデータがあります。それは子供ができていない男性に顕著です」
精子の老化に関する研究は国内外で進められている。岡田氏は不妊症外来の患者の許可を得て8000〜9000人の精子の機能検査を実施。マウスの卵に精子を注入し、卵子を活性化させる能力を測った。その結果、子供がいる人たちのマウスの卵子の活性率はそれほど落ちないのに対し、子供ができない男性たちの場合は活性化率が明らかに落ちる傾向があったという。その分岐点が35才。よって、男性も生殖の曲がり角は35〜45才あたりと見られるという。
かつて不妊治療は2年が節目とされたが、岡田氏は子作りを始めて1年間できなかったら、すぐに夫婦同時で不妊治療に取り組むべきだと説く。
(続きが気になる方はリンク先を参照)
http://www.news-postseven.com/archives/20150228_306670.html
「就活」「婚活」に続いて新しい「妊活」という活動が増えることになりそうです。