不正送金ウイルス、警視庁が無力化作戦…世界初
2015/04/10 読売新聞
(略)
ウイルス感染した端末に不正な指示を送っているサーバーを遠隔管理し、感染した国内外の約8万2000台にウイルスを無力化するデータを取得させる。10日からは、プロバイダーを通じて感染端末の所有者にウイルス駆除を呼びかける対策も始めた。
警視庁によると、端末所有者にウイルス駆除を促すだけでなく、ウイルスを無力化するデータを仕組んで被害を直接防ぐ取り組みは世界で初めてという。
ボートラックは2013年に確認された新ウイルス。感染すると、ネットバンキングの取引中にパスワードなどの情報を盗み取り、第三者の口座に不正送金する。一定時間でパスワードが切り替わる「ワンタイムパスワード」などの対策が通用せず、警察庁によると、ボートラックが原因の可能性が高い不正送金被害は昨年1年間で146件に上った。
http://www.yomiuri.co.jp/it/20150410-OYT1T50082.html
ネットバンキングウイルス無力化作戦の実施について :警視庁
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/haiteku/haiteku/haiteku504.htm
ワンタイムパスが効かないウイルスというよりは、ユーザーがワンタイムパスを使ってログインした端末から
個人情報を盗んだり不正送金の振込みの依頼を銀行に送信するというトロイの木馬に近い感じのように見えますね。
有名サイトになりすました偽サイトも増えてますので、サイトにログインするまえにURLチェックをすることは必須かもしれません。