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天に与えられた“走る”才能をもった2人の若者が出会った。
致命的な故障でエリート・ランナーへの道を諦めたハイジと、事件を起こし競技から遠ざかった天才走者カケルだ。
ハイジはカケルこそが秘かに温めていた計画の切り札だと確信、壮大な夢への第一歩を踏み出す。
それは、寛政大学陸上競技部の8人と、学生長距離界最大の華“箱根駅伝”出場を目指すこと。
ところがこの競技部とは名ばかりで、8人は陸上から縁遠い上、漫画オタクや25歳の留年生、アフリカから来た留学生など、ユニークなキャラクターが揃っていた。
だが、なぜかハイジは、自信に充ち溢れている。
彼の編み出す緻密なトレーニング法と走ることへの信念、仲間への揺るぎない信頼が、皆を変えていく。やがて明かされる、ハイジの故障の理由とカケルが起こした事件の真相、そして8人それぞれが抱えてきた本当の想い。
果たして、心を一つにした10人は、箱根の頂点に立つことができるのか?
直木賞作家・三浦しをんの同名小説を映画化。故障による泥沼から這い上がり、独自の結論に達したハイジを演じるのは、『ROOKIES−卒業−』の小出恵介。
純粋に心の底から走ることを望むあまり、他人との衝突も多いカケルには、『バッテリー』の林遣都。
その他、『体育館ベイビー』の中村優一、「ROOKIES」の川村陽介、『タッチ』の斉藤慶太、斉藤祥太、ソフトバンクのCMで大ブレイクしたダンテ・カーヴァーなどが出演。
また、津川雅彦がチームの監督役に扮して脇を固める。
監督は、これがデビュー作となる大森寿美男。NHK大河ドラマの「風林火山」、「クライマーズ・ハイ」、映画『星になった少年』などの脚本家として知られている。(作品資料より)