1795年、イギリス・ハンプシャー。オースティン家の次女ジェインは、裕福で家柄のいい相手との結婚を望む両親に迫られ、地元の名士レディ・グリシャムの甥との結婚をしぶしぶ検討していた。
そんな時、ジェインはロンドンで法律を学ぶアイルランド人の青年トム・ルフロイと出会う。
彼は知的だが貧しかった。しかし、強い独立心を持つジェインに、トムは徐々に惹かれていくのだった。
「高慢と偏見」「いつか晴れた日に」など、映画化作品も多数あるイギリスの女流作家ジェイン・オースティンの生涯、そして唯一の恋の顛末を描くロマンチックな伝記ラブストーリー。
ジェインを演じるのは『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ。
最近の出演作から“お姫様キャラ”を脱した感のある彼女が挑戦したコスチューム劇として楽しめる。
ジェインの一世一代の恋の相手となる青年を、『つぐない』での好演が記憶に新しいジェームズ・マカヴォイが演じている。監督は『キンキーブーツ』のジュリアン・ジャロルド。
ジェインの知られざる恋の行方は? そしてそれが彼女の作品にどんな影響を与えたのか、興味をそそられる一作だ。(作品資料より)