かんきつ成分が「育毛」や「認知症予防」に効く――。
愛媛県が大学や企業と共同研究を進め、日本一の収穫量を誇る果実に秘められた効果を発見したと相次いで公表した。特産かんきつのブランド力向上や商品展開につなげるという。
◆毛髪を守る
県と薬品メーカー「東洋新薬」(福岡市)は、高級品種・紅まどんなの果皮に毛髪を支える組織「外毛根鞘がいもうこんしょう」を守る効果を確認し、和漢医薬学会学術大会で発表した。
育毛に欠かせない外毛根鞘の細胞に果皮の抽出成分を加えたところ、毛髪を伸ばす因子が増えた。細胞は加齢や紫外線が原因で酸化し、ダメージを受けるが、この因子には抗酸化作用があり、細胞死を誘導する活性酸素を減らし、細胞を保護することもわかった。
かんきつ成分には毛髪の細胞活性化や血行促進の作用があることも知られ、県などは紅まどんなを使った育毛剤の開発を進める。
(以下略)
毛髪守り認知症予防も かんきつ成分の効果発見
読売新聞 2017年11月04日
http://www.yomiuri.co.jp/science/20171104-OYT1T50045.html
育毛でみかんの皮を食べて炭水化物抜きダイエットで実を捨てる時代の到来